新天地

思考を止めるな

2019-01-01から1年間の記事一覧

忘れられないこと

忘れちゃいけないことってあると思う。はじめて買ったCDの名前や、わたしを生かしてくれたあの人のことや、もしかしたらこれがしあわせなのかな思った瞬間のこと。 わたし以外の人間がどうやって覚えているのかわからない。でもわたしはしあわせだったことや…

歯磨き粉と間違えて洗顔つけて磨いて、磨いたあとに気づいた。キモい 階段からおちるゆめ、凶。「けっきょく人を信用しないから何もうまくいかないんだよ。」うるさい、ごめん。ねたら全部忘れられる。だいじなこともあまりおぼえていない。17さい以前のきお…

濡れたお札

iPhoneの画面の端が割れていて、そのガラスの破片が指に刺さった。すこしの痛みは神経と感受性を鋭くさせる気がする。 世の中わからないことばっかりで、それがいたく残酷だと思った。誰かに分かられたいけど簡単に自分のことを教えてなんてやるかっていう拗…

夢の話

わたしは財力も家柄も美貌すらもこの身に生まれたとき既に手に入れていて、美しいものが大好きだった。もちろん自分のことも。 君は醜い容姿のせいで家にも社会にも居場所がない。ただ心が美しかった。対等に心を交わすことなどなかった私たちの運命はひとつ…

幸せの秩序

ひさしぶりに自分の飲酒メーターの許容量から逸脱した量のお酒を飲んだらしい。肝臓が泣いている。昨日は仕事帰りの車に乗った頃には世界は万華鏡を通して見たようで自分が今どこにいるのかどうでもいいほどに気持ちわるくて、とにかくどうやってやり過ごし…

l’ll eat

高速バスに乗っている。走る車の中にこんなに人間が詰められて運ばれるなんて、何回乗っても慣れやしない。こんな時だけ死ぬのがこわいなんて、君はとってもかわいいね。 僕は大人になる儀式をした途端に悲観的になった。あの儀式がこの呪いの始まりなのだと…

堕落と曖昧

価値観はすぐに変化すると知った。人との関係も。変わらずにいられるものって存在しているのだろうか。いままでのわたしは変化を恐れすぎていたけど、ここ最近はめまぐるしく変化している。いや、変わらずには生きられないと言っても良いかもしれない。 新天…

上辺の清楚

爪を短くした。スマートフォンを指先で撫でてもあのカチカチとした音が聞こえてこないほどには。 わたしの愛した妹がいなくなってからもう半年だ。肝心の日付すら曖昧だった自分を嫌悪すると同時に1人の部屋で虚無感に苛まれた わたしのシナプスはどうにも信…

躁の前借り

仕事終わりに高速に乗った車の中で泥酔しながら音漏れするほどの音量で脳に流し込む東京事変の電波通信が気持ちよすぎる 薬物なんて必要ないくらいにわたしはぶりってる。結局わたしを天国に連れて行ってくれるのは音だけなのかもしれない。 10歳から7年間好…

one more time:one more chance

アルコールと体の相性がすこぶる最高で、もしくは最悪すぎる。わたしも常に全盛期でいたい。ひさしぶりに脳が痺れるほどに酔って、自分と他人の境界が曖昧になる。家に帰ってすぐに自分の劣等感を吐き出した。 わたしの愛する林檎嬢は、女の盛者必衰を歌うけ…

魔除けのお札

パーフェクトブルーを見た。 すごく好みだった。若くて綺麗な女が努力してもがくのが美しいのは、いつの時代もどの次元でも共通なのかもしれない。そして他人に自己投影してしまうのも。他人は自分じゃないんだよね。そして自分だけのものだよ。当たり前のこ…

友情は愛情の下位じゃない

東海オンエアの動画を見た、誰かの鱗片を脳がひろってからだの茎から感情がせり上げて鼻の奥から抜けていった。私はいつも選択を間違えてるような気がした。劣等感はいつも隣でわたしを飲み込んで蝕んでいく 匂いは五感から得た情報の中で一番長く記憶に残る…

The book will tell everything

「結局できるやつはなんでもできるし、できないやつはなにもできないって話でしょ」新潟は珍しく天気がいい。いつも曇りで日が照らないここにしか私の居場所などないと思っていた。虚像を追うのは意味がないとわかっているのに。 歯が抜ける。抜けた歯の中は…

フリージアとトリス

夜中に電話がかかってきて、自分たちのことを語り合って、お酒を飲む恒例。生まれも育ちも触れてきたものも性別も全部遠くて、それでも何故かなんでも話せて安心できた。絶対うちら何者かになろうね。 私が勝手にぬかるみに沈んだ時に大丈夫って言ってくれた…