新天地

思考を止めるな

The book will tell everything

「結局できるやつはなんでもできるし、できないやつはなにもできないって話でしょ」新潟は珍しく天気がいい。いつも曇りで日が照らないここにしか私の居場所などないと思っていた。虚像を追うのは意味がないとわかっているのに。

歯が抜ける。抜けた歯の中はスカスカでその空洞がそこまでも深い黒だった。わたしに圧倒的に足りないものってなんだ。人は幼少期に得られなかったものを得るために大人になってからもがくらしい 。そんなこと自分で一番わかってるってば。

 

わたしは光なんかじゃないよ、それに闇でもなくて

 

本は自分の感覚を調整するためのツールだ。今日はすこぶる調子が悪くて、これから自分の孤独と向き合うと思うとうんざりした。

起きたら体がやけに熱くてだるくてこのまま溶けてしまいたくなる。天井に目があって床が笑ってた。このままだと困るから目を閉じて、大事な人のことを思い出した。いつまでも曖昧な概念としてそこにある。もう7月だ