わたしにしか見えない
なんだかすごくすっきりした。
台風が去って、涼しい空気で心が軽くなった。
止まっていた時計の秒針がぐるぐると急速に進み出した気がする。
生まれた季節の空気は、何故こんなにおいしいんだろう。
本当に本当にひさしぶりに、自分のためだけにゆっくりしてみようかな、と思えた。
炊いたことのないお香を選んだり、神社に行ったりしたい。
それから、もっと世界にいる素敵な人と話したい。
聞いたことのない音楽と、嗅いだことのない街の匂い、もっと美しい自分に出会える気がする。
ひさしぶりに、ごはんを食べてごめんなさいと思わなかった。2年くらい、ちょっとおかしかった。
おなかが出ていてもわたしは美しいし、食べすぎたら筋トレしてみたらいいし、プロテイン飲めばいいし、いまのわたしに必要だから食べている。
心の栄養不足は目には見えないものだから。
誰かに認められるために痩せすぎたり、精神や生命を削ったら全く美しくなんかなかったな。
何でわからなかったのかな。物凄くダサかった
毎日悲しんで、生きていたくて、ご飯食べては吐いたりを繰り返しているわたしを他人と比べるような真似、わたしだけはわたしにしてはいけなかったな。
歪んだ愛や社会の評価や得られる対価だけのために生きるなんてまっぴらごめん
自分がかっこいいと思う椅子にだけ座ってたらよかった。
大丈夫だよ。
きみの素敵さをわかってくれる人は絶対にちゃんといるから、それがそんなにいっぱいいなくてもいいんだよ。
自分の信念を食べて生きろ!