新天地

思考を止めるな

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

上辺の清楚

爪を短くした。スマートフォンを指先で撫でてもあのカチカチとした音が聞こえてこないほどには。 わたしの愛した妹がいなくなってからもう半年だ。肝心の日付すら曖昧だった自分を嫌悪すると同時に1人の部屋で虚無感に苛まれた わたしのシナプスはどうにも信…

躁の前借り

仕事終わりに高速に乗った車の中で泥酔しながら音漏れするほどの音量で脳に流し込む東京事変の電波通信が気持ちよすぎる 薬物なんて必要ないくらいにわたしはぶりってる。結局わたしを天国に連れて行ってくれるのは音だけなのかもしれない。 10歳から7年間好…

one more time:one more chance

アルコールと体の相性がすこぶる最高で、もしくは最悪すぎる。わたしも常に全盛期でいたい。ひさしぶりに脳が痺れるほどに酔って、自分と他人の境界が曖昧になる。家に帰ってすぐに自分の劣等感を吐き出した。 わたしの愛する林檎嬢は、女の盛者必衰を歌うけ…

魔除けのお札

パーフェクトブルーを見た。 すごく好みだった。若くて綺麗な女が努力してもがくのが美しいのは、いつの時代もどの次元でも共通なのかもしれない。そして他人に自己投影してしまうのも。他人は自分じゃないんだよね。そして自分だけのものだよ。当たり前のこ…

友情は愛情の下位じゃない

東海オンエアの動画を見た、誰かの鱗片を脳がひろってからだの茎から感情がせり上げて鼻の奥から抜けていった。私はいつも選択を間違えてるような気がした。劣等感はいつも隣でわたしを飲み込んで蝕んでいく 匂いは五感から得た情報の中で一番長く記憶に残る…

The book will tell everything

「結局できるやつはなんでもできるし、できないやつはなにもできないって話でしょ」新潟は珍しく天気がいい。いつも曇りで日が照らないここにしか私の居場所などないと思っていた。虚像を追うのは意味がないとわかっているのに。 歯が抜ける。抜けた歯の中は…