新天地

思考を止めるな

わかりあえない

頭が痛い、クーラーの匂いにタバコの残り香 さいていの気分だ。何をしてたってピンと来なくて、何者にもなりたくなくなってしまった。

音も歌も全部が遠く、霞んで見えないよ

 

誰にも嫌われなくないのに、誰にも愛されたくないなんてのはうそだよ、わたしは誰かに愛された面影に縋って生きてるだけだから、気にしないで先に行ってくれよ。記憶の中の誰かがいつも泣いていて、自分も他人も酷くいやになる。独りよがりって罪だよね。マジでごめん。

人を嫌いになることさえできないわたしは、自由なふりして雁字搦めで、自分の決めた正義を侵してはこの先も死にたくなるのかなあ。

 

みんなのこと考えて幸せにする余裕なくてごめんね。いろいろ考えてたら一人の部屋で声を殺して泣いてて、ああわたしってきっと人よりずっと冷たい孤独の中で生きてきたし、生きてるって思ったの。

ちゃんと寂しいって思えるんだ、人間らしくてかわいいなって思えた。自分らしく笑えて、自分らしく泣けて、わたしを大切にしてくれて、わたしも大事にできて、絶対に尊厳を貶めない人とだけ一緒にいようって思った。余裕がないと愛せる人の人数が減るから、わたしはそういう人だけ大切にしたらいい。

 

誰にも何も決められないし、わたしはやっぱり自分で歩くよ。いろいろ、ゆるす